オトギリソウ焼酎
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黄色い小さい花。
久しぶりにオトギリソウを見つけた。
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オトギリソウ科の植物。
夏から初秋の晴れた日だけに、花が咲く。
一日花(いちにちばな)と言って、
1つの花はたった1日しか咲かない。
よく見ると、葉には小さな黒い斑点がたくさんある。
![オトギリソウ焼酎](https://kategoto.com/wp-content/uploads/2021/08/53C4075-1540x1027.jpg)
シューッと、
直立して伸びるのが特徴。
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葉は2枚ずつ。
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![オトギリソウ焼酎](https://kategoto.com/wp-content/uploads/2021/08/53C4049-1540x1027.jpg)
花は連らなるようにして、たくさん咲く。
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日本名は弟切草。
兄が秘密にしていたタカの傷薬を、
弟が他人にもらしてしまった。
それに怒った兄は、弟を切り殺してしまったという。
平安時代の伝説から、
オトギリソウという名前が付いた。
![オトギリソウ焼酎](https://kategoto.com/wp-content/uploads/2021/08/53C4175-1540x1027.jpg)
![オトギリソウ焼酎](https://kategoto.com/wp-content/uploads/2021/08/53C4083-1540x1027.jpg)
伝説にもあるよう、オトギリソウは民間薬として使われてきた。
花も葉も、茎も、実も、すべてに効能がある全草。
まず、効果が最もあるという花の部分を摘む。
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摘んだり、刈り取った花。
これを陰干しする。
![オトギリソウ焼酎](https://kategoto.com/wp-content/uploads/2021/08/53C4235-1540x1027.jpg)
![オトギリソウ焼酎](https://kategoto.com/wp-content/uploads/2021/08/53C4592-1540x1027.jpg)
花が十分に乾いたら、
煮沸して消毒した瓶に、35度の焼酎を入れる。
それに、乾いた花を入れる。
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すぐに、うすいピンク色になった。
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2、3日経ったもの。
だんだんと、色づいていく。
オトギリソウの花は、たくさん咲くので、
さらに花を摘み、乾燥させ、瓶に入れる。
どんどん色が濃くなる。
![オトギリソウ焼酎](https://kategoto.com/wp-content/uploads/2021/08/53C5250.jpg)
それを繰り返し、花を足していく。
次は、茎も乾燥させて加える。
![オトギリソウ焼酎](https://kategoto.com/wp-content/uploads/2021/08/53C4667-1540x1027.jpg)
これは1ヶ月経ったもの。
甘くていい香りがする。気分がすっーとする。
オトギリソウ焼酎は、
虫刺されや、切り傷につけたり、
飲んでもいいそうで、何かで割って飲む。
(健康にいいらしいが、何に効くかは不明)
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「いったいず〜、しみる〜」
「きぐ(効く)から、ちょどしてろ(動かないでじっとしていて)」
懐かしい子どもの頃の、虫刺されの思い出。