ふきの佃煮
![ふきの佃煮](https://kategoto.com/wp-content/uploads/2021/06/MG_7405a-1540x1027.jpg)
緑がまぶしい6月。
山形はまだ梅雨入り前。
白い花が咲いている。
![ふきの佃煮](https://kategoto.com/wp-content/uploads/2021/06/MG_7458a-1540x1027.jpg)
目当ての山菜が見つからなかった帰り道。
大きな葉を広げたふきが目に飛び込んできた。
![ふきの佃煮](https://kategoto.com/wp-content/uploads/2021/06/MG_7424a-1540x1027.jpg)
午前中のまだ暑くないうち、
たくさん採ってしまおう。
![ふきの佃煮](https://kategoto.com/wp-content/uploads/2021/06/MG_7472a-1540x1027.jpg)
山にも、空き地も。
「これでもか」っていうくらい、
元気いっぱいのふき。
![ふきの佃煮](https://kategoto.com/wp-content/uploads/2021/06/MG_7512a-1540x1027.jpg)
さて、下ごしらえ、するか。
![ふきの佃煮](https://kategoto.com/wp-content/uploads/2021/06/MG_7507-1540x1027.jpg)
ここは山形県山形市、
千歳山のふもと、平清水にある窯元の家。
![ふきの佃煮](https://kategoto.com/wp-content/uploads/2021/06/MG_7540a-1540x1027.jpg)
約200年の歴史がある七右エ門窯。
6代目の夫を支える高橋良さんは、
店に来るお客様を、手づくりの漬け物で
もてなしている。
![ふきの佃煮](https://kategoto.com/wp-content/uploads/2021/06/MG_7543a-1540x1027.jpg)
もらった山菜、とれすぎた梅、たべきれない野菜
無駄にすることなく、ぜーんぶ、漬け物に。
お皿も職人さんが焼いたもの。
ぜーんぶ、ここで出来たもの。
![ふきの佃煮](https://kategoto.com/wp-content/uploads/2021/06/MG_7515a-1540x1027.jpg)
ふきの葉をぽきん、ぽきんと折っていく。
![ふきの佃煮](https://kategoto.com/wp-content/uploads/2021/06/MG_7556-1540x1027.jpg)
たっぷりのお湯で3分ゆでる。
ここでゆでるのは、柔らかくするためではなく
ふきのスジをむきやすくするため。
![ふきの佃煮](https://kategoto.com/wp-content/uploads/2021/06/MG_7585a-1540x1027.jpg)
水にとって、手で触れられる
温度まで下げる。
![ふきの佃煮](https://kategoto.com/wp-content/uploads/2021/06/MG_7611-1-1540x1027.jpg)
次は、すーっ、すーっと、スジとり。
ゆでると、生のものより、断然とりやすい。
![ふきの佃煮](https://kategoto.com/wp-content/uploads/2021/06/MG_7622-1540x1027.jpg)
すーっ、すーっ。
お嫁さんも一緒にスジ取り。
手間はかかるが、食べやすさには代えられない。
![ふきの佃煮](https://kategoto.com/wp-content/uploads/2021/06/MG_7645a-1540x1027.jpg)
スジをとったふきは
半日ほど水につけてアク抜きする。
![ふきの佃煮](https://kategoto.com/wp-content/uploads/2021/06/DSF2275_1a-1540x1155.jpg)
ふきの佃煮
ふきがたくさん手に入ったらつくっておく。
砂糖が多めだから日持ちもいいよ。
作り方を見る作り方を閉じる
ふきの佃煮
ふきをずっと味わえるレシピ
●材料(つくりやすい分量)
・ふき(葉とスジを取り除いたもの)1㎏
・しょうゆ150㏄
・砂糖250g
・白ごま 適量
●つくり方
1.ふきの黒ずんだ部分を切って捨てる。4~5㎝に切りそろえる。
2.鍋に、ふき、しょうゆ2/3、砂糖2/3を入れる。
全体を混ぜてから、ふたをして強火で煮る。
3.沸騰したら、弱火にして15分くらい煮る。
4.味見をしてから、残りのしょうゆと砂糖を入れて、30~40分煮る。
(追加する調味料の量を加減する)
5.水分が上がってくる。
6.汁がなくなるまで煮つけたら完成。食べる前に白ごまをふる。
※塩味は修正ができないので、味見をしてから、後で入れる調味料の量を加減する。
※容器に入れ、冷蔵庫で保管すれば、1カ月くらい日持ちする。
教えてくれた人/高橋良さん
山形市平清水の窯元、七右エ門窯の6代目となった夫とともに家業を継ぐ。
「人の出入りのある家だから、1~2人分多くつくるのは当たり前」だそうで
毎日8~10人分の食事をつくる。自作の漬け物は店を訪れるお客さんに人気がある。
作り方を見る作り方を閉じる